読んだあと
男に騙されるな!と叫びたくなりました。
そんな奴、忘れてしまえっ!と叫びたくなりました。
あらすじ
文句言いながら男と付き合い続け、その男に養ってもらっている女が、こっぴどく捨てられた男との過去を思い出していくお話でした。
その忘れていた過去を思い出すのも、また別の男の出現によってでした。
どうしてそんなに叫びたくなったのかって言えば、自分にも苦い思い出があったからです。
もちろん私はとうの昔に忘れています。
この女性の主人公は、昔の友人にとても似ていました。彼女も結婚もせず、働きもせず、男に養ってもらい、その男に罵声を浴びせていました。
あんたの方がよっぽどおかしいよ!
この映画に出てくる主人公のお姉さんと全く同じ気持ちでした。
お前、おかしいぞと。
そんなにセックスっていい?
お姉さんとおんなじ気持ちで映画の中で、その言葉を彼女に聞いたことを思い出しました。
それと同時に、騙されてしまう気持ちも痛いほどわかりました。
切ないほどに。伝わりました。どこまでもこっち木セリフが本当に違いないってね。
主人公を愛する男性は、どんなことがあっても女性を守り愛し続けました。
そういった心を持つ人間もいれば
同じように傷つける心を持つ人間もいるということを人は知らなければな知らなければならないのでしょうか?
知らないで一生を過ごしてもいいのではないでしょうか?
そんな目に会わなくてもいいのではないでしょうか?
この本を手に取ったきっかけ
小説が映画になるなぁと思っていて、映画になってから映画を見てから小説を読むのは,本を同じものをつづけて2回よな感覚と似ていて,読めないとあきらめました。
映画かされる小説を先に読もうと思ってたまたま手にした小説でした。
そしたら先日見た「ユリゴコロ」心という映画の原作者だったのです。
そういった偶然が重なり,トントンと手に取り2日で読み終ることができました。
文庫本の後書きに
最後に解説として
愛と近しい沼田まほかると言う作家をより多くの人が知ることを心の底から願っています
と書かれていて私も同じ気持ちになりました。
たくさんの人に愛されるべき作家さんだと。