夏休みの読書感想文は1年生にはまだ早くないかな?
そう思われる親御さんはいっぱいいると思います。私もそう思いました。
結論から言うと、
来年も取り組みたいと子供も私も思っていす。
取り組んでよかった!
本屋で自分の読みたい本を選ぶ
7月に入ってから夏休みに取り組む読書感想文の本を選ぶと言う作業に取り掛かりました。それまで子供に自分の意思で本を選ばせる取り組みをしたことがありませんでした。5月位から図書館に通ようになり、自分で本を選ばせ始めました。選ぶ本はめちゃめちゃで、それでもお気に入りの本をなぜか見つけるのが得意な子でした。徐々に慣れてきて私も思い切って選ばせることがこれならできると判断し、意を決して本屋へ連れて行きました。
選書
はじめに選ぶ本は全く本人の読めない本でした。
時は1年生の夏休み前。
学習も遅れ、まだろくに字も書けない。字も読めない。
私の本心であり、こんな取り組み辞めた方がいいんじゃないか。
逃げ出したい気持ちでした。
しかし、子供を信じました。賞を取ることが目的ではないのです。今頑張って寄り添わないでいつ寄り添うんだ。自分に言い聞かせました。
寄り添うために取り組みたかったのです。
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参考にしたサイトと添削してくれた先生
インターネットを通じて子供の国語を見てもらっている先生の読書感想文の指導にこの夏参加しました。
そして子供との取り組み方をサイトで紹介しているのに沿って作業を進めました。
ポイントはこの1点につきました。
子供の選んだ本を否定しない
です。
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選んだ3冊の本
否定しないで本を選ばせるのにもやはりためらいはありました。何度か選書を繰り返し、最終的に読み始めてから、
彼女への問い。
選んだ3冊の本の中で1つだけ実は趣が違う本があったのです。
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いちにちしごく
「いちにちじごく」
その本を見たとき
と思いました。
本人に聞くと
と答えました。
それなら今までもそういった本はたくさんあったはずなのに…
可愛いキラキラした本ばかり選ぶのに。
少しひっかかりましたが気に留めることなく作業補助を進めていきました。
最終段階
最終的に3年生4年生の本は取り組むのが難しいと本人が自覚し、「いちにちじごく」に落ち着きました。
私が問いを作り、彼女が答えその答えを。
また問いを作っていく。
そういった作業作り続けてようやく分が完成しました。
800字詰め原稿用紙2枚分です。
1年生には困難
1年生にとってこの字を書くことだけでも凄いことです。書き進めるうちに1つ土台ができました。それを先生にみてもらったのです。
先生から私への問い
見てもらった文から先生が導き出した私への問いは
大幅な変更を余儀なくされました。
そして考えました。
私は自分の心に問いかけました。
わたしの問題
私の子供はその本を読んで死んだ父を思い出していたのです。彼女にとってはおじいちゃんです私にとっては父。
私は父親とは折がありませんでした。小さい頃からずっとです。原因はお酒でした。飲むと人格が変わり、暴れるのです。小さい時からそれが嫌で嫌でたまりませんでした。だからいつかこの家から出てやると東京へ行きました。なのにまたこの地元に戻ってきてしまいました。母が亡くなり、家族の中で仲介する人もいなくなってしまい、喧嘩は増える一方。ささいなことで言い争い、限界を感じていました。その矢先、事故で亡くなりました。原因は酔って帰宅し、玄関で頭打ってなくなりました。
悲しみよりもこれから全責任は自分になるというプレッシャーだけでした。
一緒にいる時は喧嘩ばかりで噛み合うことがないままのお別れになりました。
そんな毎日の様子も子供は感じ取っていました。
だから私に本当の気持ちを話すことを無意識に出来ず、その本をの感想を言い続けていたのだと。
亡くなった父を思い出して
父を思い出して書いている。死んだ父は一体今どこにいるのだろうと。それが彼女の疑問でした。
地獄ではないよね?
辛い思いをしてないよね?
その心配を私に遠慮して声に出せなかったのです。
子供の気持ちに寄り添う体験
彼女と父親の関係。私と父との関係は同じ家に住んでても違いました。
同じことが起きても、感じることが違いました。
いや、私が知らなかっただけで父は子供たちに愛情を注いでくれていたのかもしれません。
一夏の旅
この本を通じ、心の奥の旅へ。
子供と一緒に私も行くことができました。
ちょうどお盆の時期に取り組んでいたので、きちんと心からお参りをしました。
読書感想文、絶対書いたほうがいい!
