よく、読み聞かせをすることと育児書には書かれています。
子供を産んで、4年半。
いわれるままに、読み聞かせを行ってきました。
昨日、ようやくその効果を感じました。
本のタイトルは
いるの いないの
京極夏彦作 町田尚子絵 東雅夫編
www.amazon.co.jp/dp/4265079539
どんな本かというと、怪談です。
そうです。
怖いのです。
この本を読んで、これが、読み聞かせの効果かと、思い知りました。
文章は短く、ゆっくり読みました。
子供が頭の中で、その光景を思い浮かべ、イメージすることができているのを感じました。怖い絵がそれを手伝います。
内容は、長くなく、むしろ短い文章です。
私は京極夏彦さんがこの世に本を出したとき、その著書はすべて読んでいたので、妖怪ならこの人だと知っていました。
久しぶりに昨日本屋に立ち寄り、その本を目にし、昨晩読んだら、もう、子供が大興奮。
怖すぎないか?
そうですね。
たしかに、4歳前の子は、泣いてしまうかもしれません。
そう思って、怖いものは近づけないほうがいいと思って、いままで育ててきました。
本もそういう気持ちで選んでいたような気がします。
つい先日、なまはげ伝承館というところに連れていきました。
ここでは、12月31日に行われる伝統行事のなまはげが、1日4回ショーとしてみることができるのですが、友人にあそこは、ただ子供を泣かせるだけだと、いわれていたので、近寄ることはなかったのですが、遠方から知人がきたのをきっかけに連れていきました。
たしかに泣きましたが、その後、こんなこともいいます。
「鬼って神様なんだよね」
子供の想像力を掻き立ててるのは怖さ、なのかもしれません。
全巻買ってみようと思いました。
こんな帯でした。
「怪談」を通じて、想像力を養い、強い心を育んでほしい
幼いころから怪談に親しむことによって、子供たちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てるちょい心をはぐk身、さらにはいのちの尊さや、他者を傷つけることのおそろしさといった、人としての大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。私たちが人生で初めて出会う書物である絵本を通じて、良質な本物の怪談の世界に触れてほしい。---そんな長いから「怪談絵本」シリーズは生まれました。
東 雅夫